Geany に Foo ファイルタイプ (拡張子は .foo) を追加してみました。
- 環境
- Ubuntu 14.04 Desktop 日本語 Remix
.ini の Conf ファイルタイプから Foo ファイルタイプを作成し、拡張子を .foo とします。
- まず、.ini のファイルタイプが Conf であることを以下のように確認しました。
$ less /usr/share/geany/filetype_extensions.conf | grep ini Conf=*.conf;*.ini;config;*rc;*.cfg;*.desktop;control;
- Foo ファイルタイプの設定ファイルを Conf ファイルタイプの設定ファイルから作成しました。
設定ファイルの保存場所ですが、 http://www.geany.org/manual/current/index.html#filetype-definition-files あたりに書かれている通り、システムワイドなファイルを直接編集するのではなくユーザー毎の設定ファイルとして保存しました。保存場所は ~/.config/geany/filedefs/ で良いようです。
$ cp /usr/share/geany/filetypes.conf ~/.config/geany/filedefs/filetypes.Foo.conf
filetypes.Foo.conf を以下のように編集しました。
$ diff -U -1 /usr/share/geany/filetypes.conf ~/.config/geany/filedefs/filetypes.Foo.conf --- /usr/share/geany/filetypes.conf 2013-05-20 08:40:00.000000000 +0900 +++ /home/user/.config/geany/filedefs/filetypes.Foo.conf 2014-08-06 19:14:20.150061014 +0900 ... snip ... [styling] ... snip ... -key=attribute ... snip ... [settings] +lexer_filetype=Conf +tag_parser=Conf + # default extension used when saving files -extension=conf +extension=foo ... snip ...
- key=attribute を削除することにより、キーの色付けをしないようになりました。
- lexer_filetype=Conf を追加することにより、Conf ファイルタイプと同様に字句解析するようになりました。
- tag_parser=Conf を追加することにより、Conf ファイルタイプと同様にシンボルタブにシンボルツリーが表示されるようになりました。
- extension=foo とすることによりファイルを保存する時のデフォルトの拡張子が .foo となるようです。
- .foo 拡張子を Foo ファイルタイプとして扱うようにしました。
Geany のメニューで [Tools] - [Configuration Files] - [filetype_extensions.conf]
以下のように Foo の行を追加しました。
... snip ... YAML=*.yaml;*.yml; Foo=*.foo; None=*; ... snip ...
これで拡張子が .foo であるファイルを Foo ファイルタイプとして扱うようになりました。
Windows8.1 の場合は filetypes.Foo.conf の保存場所を以下のように読み替えると良いようです。
- Ubuntu の場合: ~/.config/geany/filedefs/
- Windows8.1 の場合: C:\Users\UserName\AppData\Roaming\geany\filedefs\
その他、Geany のメニューの [Help] - [Debug Messages] でシステムデータディレクトリの場所等を確認することができます。
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