今まで、KVM のゲスト OS インストール時は virt-install 実行時に
--vnc --vncport=5909 --vnclisten=0.0.0.0
このあたりのオプションを渡して VNC で接続してインストールしていました。
しかし、VNC を使わずにコンソール接続でインストールする方法もあるようなので調べてみました。
- まず、ゲスト OS インストール用の ISO イメージをループバックマウント
$ mkdir ISO $ sudo mount --read-only --options loop ubuntu-12.04.3-server-amd64.iso ISO/
ループバックマウントして、 --location オプションでディレクトリとして virt-install に認識させないとだめなようです。
- virt-install 実行
sudo virt-install \ --name=TestMachine \ --ram=2048 \ --vcpus=1 \ --os-variant ubuntuprecise \ --hvm \ --virt-type=kvm \ --disk=/var/lib/libvirt/images/TestMachine.qcow2,format=qcow2 \ --network=bridge:virbr0 \ --keymap=ja \ --location ISO/ \ --serial pty \ --extra-args=console=ttyS0
--location でループバックのマウントポイントを指定して、 --serial や --extra-args を付けるあたりがポイントです。
しばらくしてカーネルの起動メッセージが出た後、この画面になってインストールを進めることができるはずです
┌───────────────────────┤ [!!] Select a language ├────────────────────────┐
│ │
│ Choose the language to be used for the installation process. The │
│ selected language will also be the default language for the installed │
│ system. │
│ │
│ Language: │
│ │
│ C │
│ English │
│ │
│ <Go Back> │
│ │
└─────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘
インストールが終了すると最後にゲストマシンの再起動がかかり、インストールした OS で起動します。 コンソールにはゲスト OS のログインプロンプトが出てくるので ‘Ctrl + ]’ でコンソールを切断します。
- 再度コンソールに接続する場合
$ sudo virsh console TestMachine
コンソールから切断する場合は同様に ‘Ctrl + ]’ です。
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