「 LXDE で Dropbox 」 とほとんど同じ方法で、デスクトップ環境が全く無い場合にコマンドラインのみで Dropbox をインストールしてみました。
また、デスクトップ環境の場合は Dropbox のアイコンでサーバーとの同期状態を確認できますが、 今回のコマンドラインのみの環境ではアイコンで確認することができず心配になります。 なので、常用している Byoubu のステータスバーに Dropbox の状態を表示するようにしました。
環境
- Ubuntu 12.04.4 LTS Server
Dropbox インストール
- Dropbox をダウンロードしてインストール
wget -O - "https://www.dropbox.com/download?plat=lnx.x86_64" | tar xvzf - -C /home/user/
64bit 版ではこれでした。32bit 版では別のものを wget しないといけないようです。
tar コマンドの -C オプションで展開先 (/home/user/) を指定しています。
Dropbox デーモン開始
$ /home/user/.dropbox-dist/dropboxd &
- 初めてデーモンを開始する時は以下のメッセージが出るので、ブラウザで URL にアクセスし、ログイン情報を入力します。
This computer isn't linked to any Dropbox account... Please visit https://www.dropbox.com/cli_link?host_id=0123456789abcdef0123456789abcdef to link this device.
ログイン情報を入力するまでこのメッセージが出続けます。
ログイン情報入力が完了すると以下のようになります。
This computer is now linked to Dropbox. Welcome User Aaa
- CLI スクリプトをインストール
https://www.dropbox.com/install?os=lnx から CLI スクリプト をダウンロード
適当な場所に保存
mv dropbox.py /home/user/some/where/
Dropbox デーモンが自動起動するように設定
$ pwd
/etc
$ diff -u rc.local.Org rc.local
--- rc.local.Org 2014-01-25 18:02:33.246019526 +0900
+++ rc.local 2014-03-04 21:26:02.782513114 +0900
@@ -11,4 +11,6 @@
#
# By default this script does nothing.
+su - user -c "/home/user/some/where/dropbox.py start"
+
exit 0
Byoubu のステータスバーに Dropbox の状態を表示
カスタムインジケーター用スクリプトを設置するディレクトリを作成
$ mkdir /home/user/.byobu/bin
- カスタムインジケーター用スクリプト設置
- 以下の内容のスクリプトを設置
$ cat /home/user/.byobu/bin/03_DropboxStatus.sh #!/bin/bash dropbox.py status | head -n 1
ファイル名 03_DropboxStatus.sh の 03 は Byobu のステータスバーでこのインジケーターが更新される間隔の秒数です。
このスクリプトを実可能行にする
$ chmod 755 /home/user/.byobu/bin/03_DropboxStatus.sh
- Byobu でカスタムインジケーターを有効化
Byobu 設定画面を起動
$ byobu-config
「Toggle status notifications」でリターンキーを押す
「custom」をチェック状態にする
「Apply」でリターンキーを押す
エスケープキーを何度か押しシェルに戻る
おまけ
今回は dropbox.py を Dropbox デーモン起動、ステータス確認に使っていますが他にも Dropbox デーモンに関するいろいろな管理ができます。
Dropbox デーモン起動
$ ./dropbox.py startDropbox デーモン停止
$ ./dropbox.py stop状態確認
$ ./dropbox.py statusほかにも機能があり help で確認できます
$ ./dropbox.py help
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